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社員の求人情報、転ばぬ先の要チェック

ココに注意!社員の求人情報

自分の希望に合った職場を探すために、まずは求人広告に記載されている雇用条件をよく確認するべし!


給与について

給与について
◆「給与○○万円以上」の意味は?
これは「最低でも○○万円支給されますよ」という意味。採用されればその金額は最低限保証される。面接の際の話し合いなどによって、さらに上の給与を狙うこともできる。なおこの金額は、個人によって変動する手当などは含まれていない。皆勤手当など、給与以外に会社によって特別な手当てが支給される場合もあるので要チェック。
◆ボーナスはどんな風にもらえるの?
ボーナス(賞与)とは、月々支払われる給料とは別にもらえる特別手当のこと。言わば働いた人へのごほうびみたいなものだ。夏季と年末の2回に分けてもらえる会社が多いが、年1回だけのところや、ボーナスなしというところも……。あらかじめ求人広告の待遇の欄をチェックし、「賞与あり」となっているか確認しよう。
◆求人広告の給与は「額面」?「手取り」?
求人広告に書かれている金額は、基本的に「額面」。実際に受け取れる「手取り」の額は、社会保険料、所得税、住民税などが差し引かれたものになる。ちなみに差し引かれる金額は場合によって異なるが、20%前後が目安。例えば広告に「月給20万円」と書かれていたなら、手取りは16万円前後となることが多い。

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待遇について

待遇について
◆「社会保険完備」って何?
シゴト中のケガや災害に備える「労災保険」。失業した時に援助してくれる「雇用保険」。少ない負担で医療機関にかかれる「健康保険」。高齢になってから年金を受け取れる「厚生年金保険」。これらの保険に加入していますよ、という意味。「社会保険完備」とは、一般的にはこれら4つの保険が揃っていることを指す。
◆有給休暇ってちゃんともらえるの?
休んでも給料が支給される「有給休暇」は、法律で義務付けられている。半年間勤務して出勤率が80%以上だった人は、10日間の有給休暇をもらう権利がある。そして、その後1年勤務するごとに1日または2日増えるのだ。日にちを分けて休みを取ることも、まとめて取ることもできる。なお、2年間有給休暇を取らないと時効になってしまうので、権利を得たら早いうちに利用しよう。
◆「交通費支給」って書いてあるけど、これって?
「固定給とは別に、家から職場までの交通費を支給しますよ」という意味。求人広告に「全額支給」とあれば全額払ってもらえる。会社によっては「月1万円まで」などの上限を定めている場合も。電車賃は支給するが、自宅から駅までのバス代やタクシー代は支給しない、といった会社もあるので事前に確認しておくと◎。

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雇用形態について

雇用形態について
◆正社員ってどんな雇用形態?
正社員とは、雇用期間に定めのない雇用形態のこと。そのため、働こうという意思があれば、定年までずっと働けるのだ。契約期間のあるアルバイトや契約社員と比べ、安定した雇用形態といえる。
◆契約社員ってどんな雇用形態?
企業と契約を結び、契約の内容に応じて働くのが契約社員。賃金や労働期間などを取り決め、それに合わせてシゴトをする。契約期間が終わるとシゴトを終了するか、雇用契約を更新することになる。正社員に比べ労働時間などの面で自由度が高く、スキルを生かして自分のスタイルで働きたい専門職の人などにこの雇用形態が多い。
◆派遣社員ってどんな雇用形態?
一定の契約期間のみ、企業に派遣されてシゴトを行うのが派遣社員。派遣会社と雇用契約を結び、派遣会社から指定されたさまざまな企業に行きシゴトをこなす。ひとつの企業に継続して派遣される期間は原則として最長で3年。職種によっては無期限もある。特定の会社に縛られず、さまざまな会社で自由に働ける半面、収入がやや不安定になりやすいというデメリットも。

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休日について

休日について
◆週休2日制と完全週休2日制の違いは?
完全週休2日制とは、毎週必ず2日の休暇があること。一方、週休2日制とは、2日休める週が月に1回以上必ずあること。つまり、求人広告に「週休2日」と書いてあるだけでは、必ず毎週2日休めるとは限らないので注意が必要だ。なお、どちらの場合も、休日は土曜・日曜日とは限らない。休日は何曜日か、事前に確認しておくと◎。
◆年間休日○○日の意味は?
年間休日とは、年末年始やゴールデンウィーク、夏期休暇など、週や月で決められた以外の休みも含めた休日日数のこと。なお、労働基準法では原則として週40時間を超える労働時間の設定を禁じているので、1日の労働時間が8時間であれば、年間の休日は最低でも105日原則として確保される。有給休暇は含まれないので、実際に休めるのは広告記載の日数に有給休暇の日数を加えた数になる。

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勤務スタイル

勤務スタイル
◆フレックスタイム制って?
社員が自由に出勤時刻や退勤時刻を決められる勤務スタイル。まったく自由に出退勤の時刻を決められるフルフレックスの場合と、一定の時間は必ず勤務していなければならないコアタイムを設定している場合とがある。家の事情などで早く帰りたい場合、朝にシゴトがはかどるので早く出勤したい場合など、それぞれのライフスタイルに合わせて働ける。
◆社員登用制度って?
アルバイトスタッフなどが一定の条件を満たした時、社員または契約社員に身分が変わる制度。本人のがんばりが認められれば、社員になれるチャンスがあるということだ。今はアルバイトでも、いずれは安定した収入が得られる社員になりたい……。そう考えているなら、求人広告にこの記述がある会社をあたってみよう。

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第2新卒について


最近にわかに注目を集めている「第2新卒」。原則として、学校を卒業して一度は企業に勤めたが、1〜2年で退職してシゴトを探している人のことだ。社会人としてのジョーシキは身につけているが、他の企業のカラーに染まっていないので、教育しやすい人材として企業からの視線は熱い。求人広告に「第2新卒歓迎」の文字があったら要チェックだ。

監修/寺田晃(特定社会保険労務士)

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